低用量ピル服用時に起こりうる副作用について

低用量ピルを飲み始めた段階では体には様々な副作用があらわれます。
具体的な例を挙げるとすれば、頭痛や倦怠感、吐き気や不正出血といった症状です。
症状が重い場合だと日常生活にも支障をきたす場合があるため、注意が必要になってきます。

とはいえ、この低用量ピル飲み始めにありがちな副作用は時間の経過とともに解消されていきます。
これは体が低用量ピルの成分に慣れてくることが関係していますが、ほとんどの場合、副作用の症状は重症化せずに治まっていくわけです。

ただ、低用量ピルにはさらに注意しなければいけない点があります。
それが低用量ピルの服用によって血栓症やガンのリスクを高めてしまう可能性があるという点です。
低用量ピルには血液をドロドロにしやすくしたり、血管を収縮させてしまう作用があります。
健康な人であれば何ら問題はないのですが、もともとの体質や血管、血液の状態によっては、低用量ピル自体が血栓症の原因となってしまうわけです。

さらに、女性に多いガンとして知られている乳がんや子宮頸がんについても気を付けておくべきことがあります。
本来、低用量ピルを飲んでいるからと言って乳がんを発症しやすくなるという事実はありません。
ただ、すでに乳がんになっている人、過去にその事実がある人であればピルの作用によってガン細胞が活発になってしまうこともあるため、注意が必要です。

子宮頸がんの場合、詳細なことはいまだわかってはいないものの、低用量ピルを服用している人はそうでない人に比べてその発症率が高くなっているという調査結果が残っています。
低用量ピルを服用している人、特に長期間服用を続けている人の場合には、定期的に子宮頸がんの検査を受けることが大切になってきます。

低用量ピルの副作用は頭痛や倦怠感、吐き気や不正出血など、多くが軽いものばかりなのでさほど心配はいりません。
ただ、体質や病歴によっては注意が必要な点もあり、長く続けるのであれば定期的な検査、医療機関への受診がポイントになってきます。

低用量ピル服用のメリットとは?

先に挙げた低用量ピルの副作用について、これだけを聞いているとあえてピルを飲む必要はないのではと思われる人もいるかもしれません。
ですが、低用量ピルにはこうした副作用の有無関係なしに得られるメリットもあります。

それは非常に手軽な方法でより確実な避妊効果を得ることができるという点です。
低用量ピルは飲み始めて1週間程度からその避妊効果が得られます。
望まぬ妊娠を避けるためにもできるだけ継続的に飲み続けるのが望ましいとされるわけです。

そして、低用量ピルは毎日飲み続けることで、その間の排卵を止め、生理の周期を一定に保つことが出来ます。
毎回の排卵、生理のタイミングで体調を崩す人もいるほど、女性の体はデリケートにできています。
この厄介な体をうまくコントロールすることが出来る、それが低用量ピルのメリットとなるわけです。

また、低用量ピルはその飲み方を工夫することで生理のタイミングを自分で調整していくこともできます。
遠方への旅行やプール、海水浴など、生理が訪れることで何かと支障が出ることもあるイベント時、こういった時にも低用量ピルは有効です。

生理のタイミングから錠剤を飲み始めることになる低用量ピル、あらかじめ予定が決まっているのであればその時期をずらしてピルを飲み始めていきます。
予定がある程度近しい日程の場合には、服用する錠剤の数を調整して日数を変えていきます。
この場合、生理の周期は多少変動してしまいますが、避妊効果を得たままイベントごとに参加できるのであればさほど大きな問題にはなりません。
低用量ピルを服用する際、副作用についてはもちろんですが、こうしたメリットや便利な活用方法についてもしっかり押さえておくといいでしょう。

皆さんは正しい避妊の知識はありますか?避妊方法は複数あり、避妊方法の数だけ、メリットやデメリット、リスクなどがあります。今回はピルに関する避妊方法を中心に、様々な視点から避妊について考えてみたいと思います。